大きくない方がよりよい - 収益増の転換点

CEOのCarol B. ToméはUPS社員に、収益の質と生産性の改善を求める
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UPSは過去最高の四半期営業利益を発表しました。各セグメントとも過去最高でしたが、これは繁忙期が好調だったことと、UPSの大きくない方がよりよいことを目指す戦略で進捗があったことによります。

第4四半期の連結売上は前年同期比21%増の249億ドル、営業利益は同26%増の29億ドルとなりました。

投資家とのコンファレンスコールで、CEOのCarol B. ToméはUPS社員に、繁忙期のすばらしい実績に感謝しました。

「まずは、54万人以上のUPS社員に、当社の歴史上で有数の実績を繁忙期に提供しただけでなく、2020年を通してのすばらしい取り組みにも大いに感謝します」と述べています。

繁忙期を迎え、UPSは主に市場の需要が市場の供給を超えたため、常に変化する環境に直面していました。

「それでも当社の準備は整っていました」とToméは述べています。「お客様と早くから協力し、繁忙期の計画実行に対し秩序だったアプローチで望んだことは、非常に有効だったと証明されました。」

UPSは繁忙期の定時配送で業界をリードこうした成功がUPSのサービスに対するお客様の新たなリクエストを生みましたが、この点は第4四半期のSMBの数量が28.5%増となっていることからも窺えます(大口顧客では4%増)。

また、SurePostの配達先変更は12月に過去最高を記録し(SurePostの数量の50%近くをUPSのドライバーが配達)、米国外でのUPSの業務での繁忙期の数量は過去最高となりました。

COVID-19ワクチンが承認され、繁忙期の最中に配布が開始された時点でも、ネットワークの能力に余裕があったためUPSの準備は整っていました。UPSは3650万回分のワクチンを含む約22万5000件の出荷を、99.99%のサービスレベルで配達したとToméは指摘しました。

企業戦略をプラットフォームとして使用することについて、Toméは第4四半期の成果と現在進行中の変化について述べました。

お客様第一。

  • Our Fastest Ground Everにより改善したレーンでのSMBの数量は40%増となりました。
  • デジタルアクセスプログラムの拡大。売上は2020年に360%以上増加しました。

人材主導

  • 「推奨する可能性」スコアは13%上昇しました。
  • 5年間にわたり支払われている一部の年間ボーナスも増加しました。
  • 売上インセンティブプログラムを簡素化し、利益率目標をこのプログラムに組み込みました。
  • 数は減ったものの影響の大きな雇用を創出しました。

イノベーションドリブン

  • 収益の質についてのイニシアティブを立ち上げ。荷物1個当たりの第4四半期の米国国内の売上は7.8%増となりました。
  • 顧客構成が改善し、SMBが第4四半期の米国の1日平均数量の64%を占めました。
  • 投資とリターンとの関連を強化しました。
  • 米国の数量の88%の仕分けが、2021年までに自動化されます。

大きくない方がよりよい戦略と、それが今後のUPSの市場における立ち位置にどのような影響を与えるかをまとめるに当たり、Toméは「多くの点で、ヘルスケアやSMB、当社のエンドツーエンドのネットワークに価値をもたらすその他の高成長分野に注力するということです」と述べています。

第4四半期の決算の詳細については、プレスリリースをお読みください。

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