現在は停戦中ですが、アルメニアでは地域紛争により、数千の家族が住む家を失っています。雪が降り、通常は気温が氷点下となる厳しい冬に、こうした状況が生じているのです。
1月22日に、UPS社員は、Gap Inc.が寄付した6万着の冬着を含む約30トンの貨物を2区間のフライトで輸送し、現地に到着しました。
USA for UNHCRとGood360が提携して、大規模な冬着の寄付を取りまとめました。国連の難民支援機関とともに、これらのグループはどこで支援が最も必要とされているかを判断しました。支援が喫緊に必要な地域として、アルメニアが選ばれました。
「我々は、弱い女性や子供、老人、また特定のニーズのある方々を含む、住処を失った家族の緊急の人道的必要性に対処するための寛大な寄付について、UPS FoundationとUPS Airlines、その他のパートナーに大いに感謝します」と、アルメニアの国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の代表であるAnna-Carin Ostは述べています。
チャーター機の搭載管理者のTim Richterにとって、衣服の流通業者との多くの調整が必要でした。貨物はルイビルから出発するMD-11に収まらなければならないだけでなく、アルメニアまでの最終区間を飛行する767の外形と配置にも合う必要がありました。
「コートが入った大箱は、カーブのある767の輪郭に合わせて積むのが難しく、厄介でした」とRichterは述べています。「貨物をまとめて梱包するプロセスで、事前の計画で重量とバランスを算出して、飛行機の場所ごとの重量と重心が限度内にあることを確認しました。」
MD-11がケルンに到着すると、貨物を下ろして、アルメニアのエレバンまでの最終区間を飛行するUPS 767に移動しました。そこからは国内エリアに移動しました。冬着は、UNHCRのパートナーのMission Armenia NGO とアルメニア赤十字協会により、数週間で家族に分配されます。
「10年以上にわたり、UPSは全世界の難民支援にリソースと専門性を提供してきました。USA for UNHCRは、弱い家族の緊急の人道的ニーズに対処するための、UPSによる今回の思いやりと寛大さにあふれた行動に感謝しています」と、USA for UNHCRの事務局長兼CEOのAnne-Marie Greyは述べています。
「今回のような官民連携は、可能な限り迅速に寄付を配布するのに不可欠な基礎となります」と、UPS Foundation理事長のNicole CliftonUPSは、この取り組みを支援するため、誇りを持って航空リソースを展開しました。」
UPS Foundationが大事なものを届けることにより世界をどのように前進させているかについての、UNHCRの短いビデオをご覧ください。