UPSの初のイノベーションセンターにより、アジアの企業は将来のサプライチェーンでのデジタル採用を加速させることが可能に

UPSサプライチェーンソリューションのアジア太平洋イノベーションセンターは、デジタル革命と将来にわたり利用可能なサプライチェーンを活用するための拠点に
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シンガポール 、2021 年 12 月 10 日 – UPS(NYSE: UPS)
サプライチェーンソリューション(UPS SCS)は本日、ロジスティクスにおける新たなテクノロジーを有する、アジアのビジネスをつなぐ初のグローバルなイノベーションセンターを正式に開設しました。シンガポールにあるUPS SCSのアジア太平洋イノベーションセンターでは、戦略パートナーとUPSが協力して、変化する世界で企業がデジタル化を加速させるのに役立つ次世代テクノロジーの育成や試験、配備を行います。

センターは、UPS SCSのプレジデントのPhilippe Gilbertと、UPS SCSアジア太平洋地域担当プレジデントのSebastian Chanにより、正式に開設しました。

サプライチェーンの回復力の源としてのテクノロジー
デジタル変革は物流業界での大きな混乱要因です。世界経済フォーラムのデータによれば、2025年までにロジスティクスに1兆7200億ドルの投資が行われます [1]。

サプライチェーンの現在の逼迫以前も、UPSは拡張現実や自律型ロボット、ドローンなどのテクノロジーやイノベーションに年10億ドルを投資してきました。これは、企業が生産性と競争力向上のため倉庫の自動化テクノロジーへの投資を増やしているアジア太平洋地域について、特に当てはまります。

「アジア太平洋イノベーションセンターは、お客様と協力して次世代の技術とソリューションを実現するための専用のプラットフォームです。2年近くに及ぶパンデミック関連の混乱により、企業や顧客の物品の調達や受領の方法は大きく変化し、eコマースの採用や自宅での消費など、以前から予想されていたトレンドが加速しています」とGilbertは述べています。

「UPSの大胆かつ一丸の精神が、サプライチェーンの回復力のための革新的で顧客第一のソリューションへの注力の指針となっています。アジア太平洋イノベーションセンターは、アジアおよび全世界のサプライチェーンのお客様の新たな基準を再考し新たに定義する、新たなデジタル技術の応用を加速させる当社のコミットメントを表すものです。」

将来のサプライチェーンの拠点
アジア太平洋イノベーションセンターは、最新のテクノロジーをリアルタイムで実演する倉庫の実物大模型と、顧客との実験的なコラボレーションのための実際の倉庫での専用区域で構成されます。

UPSでは、イノベーションセンターを、まだ大規模に配備していない新たな技術を詳しく調べ実装するための試験台と考えています。UPSはすでに顧客や主要なテクノロジーパートナーと緊密に協力し、自律型モバイルロボット(AMR)や無線ID(RFID)、ドローンなどのイノベーションを実現しています。こうしたテクノロジーによりサプライチェーンの効率ギャップが狭まり、インバウンドとアウトバウンドのロジスティクス業務、オーダー・フルフィルメント、在庫確認が効率化されます。

Sebastian Chanは、「綿密で複雑なサプライチェーンのような私たちの業界においてコラボレーションは不可欠です。Geek+のような業界パートナーと協力して、今後も、あらゆる規模の企業が成長のどの段階でも付加価値をもたらすデジタルソリューションを適用できるように、イノベーションを継続していきます」と述べています。

UPSは、シンガポールで、荷物を集荷するロボットであるGeek+ RoboShuttle® RS-5を初めて導入しました。倉庫のスペースを50%近く節約できる奥行きのあるビン・ツー・パーソン・ピッキング機能を備え、注文分析とロボットスのケジューリングに人工知能(AI)アルゴリズムを使用し、全体の生産性、精度、倉庫の密度を向上させています。

Geek+ P800輸送ロボットと組み合わせて、倉庫業務での重量物の持ち上げや瞬時の複数の荷物のRFIDスキャンにより、企業は処理時間を短縮でき、最終的により短時間でより高いスループットを実現できます。

「AMRやRFID技術の互換性やモジュラー性により、アジア太平洋地域の企業はUPSや当社のパートナーと協力して、自社の独自のニーズに合わせてサプライチェーンを自動化、最適化するための数多くの方法を探ることができます」とChanは述べています。

こうしたテクノロジーはまた、 UPS Supply Chain Symphony™ポータルを補完するものでもあり、それによりお客様は、サプライチェーンのパフォーマンスをほぼリアルタイムにエンドツーエンドで可視化する包括的なデジタルエコシステムにアクセスできます。

アジア太平洋イノベーションセンターの計画には、詳細なサプライチェーン調査テクノロジーのための学界との協力や業界のベストプラクティスの共有、UPSのイノベーションセンターの世界のその他の地域への拡大が含まれます。

UPS について

UPS(NYSE: UPS)は、世界有数の大手荷物配送企業で、2020年の売上は846億ドルに達し、220以上の国と地域の顧客に広範な統合された物流ソリューションを提供しています。当社の54万人以上の社員は、簡潔で強力な次の戦略を活用しています。お客様第一人材主導イノベーション重視。UPSは、環境保護を主導し、世界中でサービスを提供している地域社会に、積極的に貢献することに努めています。UPSは、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンを、強力で揺るぎない姿勢で支援します。当社についてはインターネットでwww.ups.comを、また詳細についてはwww.about.ups.comおよびwww.investors.ups.comをご覧ください。

[1] http://reports.weforum.org/digital-transformation/the-digital-transformation-of-logistics-threat-and-opportunity/

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