UPS社員とラグビーのコーチ、仲間

アイルランドでのピッチ内外でのリーダーシップ
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Shane Dunneにとって、ラグビーは人生で情熱を捧げるものです。選手、コーチとして数十年を経験した後、国内外で競技レベルでプレイするだけでなく、LGBTQの選手や観客に安心できる包含的な場も設けているEmerald Warriors RFCの指導者に就任しました。このチームの選手の85%は、自らをゲイと宣言している選手です。

DunneはUSPに8年間勤務しており、最初はダブリンで配送車のドライバーを務め、以後営業や業務でのさまざまな役職を経て、業務マネージャーとなっています。

また、Emerald Warriors Clubの1軍と2軍のトレーニングを週3回担当し、週末の試合の指揮を執っています。Dunneのコーチとしての活動は、地元のラグビーチームに自身の経験を還元する機会のみならず、仲間の輪を広げる機会でもあります。

 

「コーチとなる研修の一環として、ゲイコミュニティの問題について理解を深めるコースを受講しました」とDunneは述べています。「異性愛者の男性として、先入観について考え、チームにとって強力なリーダーであるための考えを広げるのに、実に役立ちました。」

アイルランドのラグビーの至宝

Emerald Warriors RFCは、アイルランド初の包含的なラグビークラブとして2003年に結成されました。LGBTQコミュニティの人々が、好きなスポーツをする際にしばしば直面する障壁をなくすことが、チームのミッションです。

最初はチームを作るのにぎりぎりの10名ほどでしたが、現在では3チーム100人以上にまで増えています。Dunneの一流チームでの経験に基づく指導もあり、アイルランドの地域Leinsterリーグと国外の両方で競技レベルでプレイしています。

「Dunneは、コミットメントと自身のエネルギーにより、クラブにとって欠かすことのできない仲間となっています」と、クラブの事務局長を務めるTom Hoganは述べています。「彼の指導力とサポートは、クラブのメンバーと、高い水準のプレイをするためのプランに、非常に大きな影響をもたらしています。」

ピッチ内外でのリーダーシップの教訓

UPS社員として、Dunneは、すべてのアイデンティティの人々が尊重されていると感じるだけでなく、自身のアイデアとアイデンティティを職場にもたらすよう奨励されていると感じられるような環境を作ることの重要性を認識しています。

「ラグビーのピッチは、全員にとっての場です。UPSと同じです」とDunneは述べています。「コーチや指導者、マネージャーとして、人々の経験を理解し、また試合での勝利や荷物の配達でも、目標に向かって進むのに役立つようコミュニケーションを取る必要があります。」

パンデミックによりチームのトレーニングと試合のペースは鈍っていますが、それ以前にすでに国際試合に臨んでいます。2019年6月に、Emerald Warriors RFCはダブリンで、ヨーロッパの40チームから1500人の選手を迎えた包含的なラグビートーナメントであるUnion Cupを主催しました。

アイルランドは国民投票でゲイの結婚を認めた世界初の国であることから、この大会を主催するにふさわしいものでした。Dunneは、アイルランドの実績と、UPSの歩みを誇りに思っています。「UPSは、人々の個性を賞賛する場となっています」とDunneは述べています。「LGBTQコミュニティが認められているということはすばらしいことです。非常に大きな変化であり、すべての人が当社に行える貢献の質を認識するのに非常に役立ちます。」

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