Cormac Gilligan、UPS 安全衛生グローバル責任者。Gilliganは、28年以上にわたるグローバルな環境・健康・安全対策の経験を有し、国際的かつ異文化間のEHSプログラムの開発をさまざまな業界で幅広く行っています。
当社では、お客様に年末年始の配達を行うため、12万5000人以上の臨時社員の採用を進めています。採用以外にも多くのことが必要になります。
臨時社員の年齢や経歴、スキルのレベルは多岐にわたります。体力とスピードが要求される仕事に対応できるようにするには、世界に通用する健康・安全トレーニングが必要です。
当社の安全へのコミットメントにより、交通事故では過去10年、労災では過去5年で発生が最小となっています。これは私たちが真剣に取り組むべき責任であり、新入社員がチームの一員になった瞬間から始まるのです。当社の対応は次のとおりです。
- 入社後はまず、安全がすべての根本であるというオリエンテーションに参加します。荷物の適切な持ち上げ方や3つの出入口を使用しての車両への出入りなど、すべてを教えます。
- また、ヘルパーと臨時社員は、仕事に合ったオンデマンドトレーニングにより、電話からターゲットに合わせてカスタマイズされたモジュラートレーニングを受けることができます。
- トップクラスの正社員のドライバーがヘルパーの指導員として、一日を通して集中して安全に運転できるように支援します。
- 当社には約3200の安全委員会が世界中にあり、定期的に安全の知識や教訓を共有し、ウェルネス活動を推奨しています。こうしたチームは、ストレッチや身体のパワーゾーンの理解、犬に噛まれないようにすること（危険な犬がいる場所を地図上に示すデータベースも整備）などのトピックについての実演を行います。
- データを用いて取り組みを示し、安全を観察し、仕事の準備の重要性を認識してもらいます。天気予報と気象アプリも使用して、その特定の日に注意すべきことを判断します。たとえば、安全委員会は、冬にスリップや転倒が起こる危険性がある場合には、（歩幅を縮めて小刻みに）ペンギンのように歩くための実演を行う場合もあります。
- また、Being Habits（習慣づけ）と呼ばれる精神面の健康や栄養、睡眠、水分補給に重点を置いたプログラムもあります。
年末年始に業界のリーダーとなるには多くのことが必要であり、当社の健康・安全トレーニングは最も重要視されます。
当社では採用も行っています。チームの一員となり、ご自身の目でお確かめください。