重要な分岐点での時宜を得たパートナーシップです。
UPS Healthcareは、米国や全世界にワクチンを輸送するために、最先端のツールやテクノロジー、完璧に近いサービスを使用し、パンデミックに疲れた人々に希望を届けています。こうした世界有数のサービスとしては、次のものがあります。
- NextGen追跡テクノロジー。
- UPS Cold Chain Solutions – 保管、流通、ドライアイス生産、温度管理された梱包。
- 全世界の約92万9000平方メートル以上のcGMP専用のヘルスケアスペース。
- 臨床試験の物流管理。
- 特別な医薬品、医療機器、診断ラボ顧客に合わせてカスタマイズされたソリューション。
しかし、このレベルの顧客サポートや数億回分のワクチン、数千トンの個人防護用具(PPE)は、使用済みの注射針やゴム手袋など、大量の医療廃棄物となります。
UPS HealthcareはStericycleとと提携します。
「Stericycleは、世界有数のサービスの完結を支援しています」と、UPS Healthcareの社長のWes Wheelerは述べています。「当社は、最も必要な時に、お客様に大事なものを届けてきましたが、パートナーとつながり、患者の治療後に医療廃棄物の処分を責任を持って管理して、問題に対処しています。」
Stericycleは1980年代に注射器の使用の急増に合わせて創業しました。当時は、皮下注射器などの大量の医療廃棄物が米国北東部の海岸に捨てられていました。
同社は以後、バイオハザード物質の輸送、処理、廃棄を管理する、業界有数の専門知識と広範なネットワークを構築してきました。同社のソリューションは、エボラやH1N1、SARS、ハリケーン・カトリーナ、現在のCOVID-19のような大発生や自然災害からコミュニティを守るのに貢献しています。
Stericycleは迅速に、パートナーに一時的な隔離や治療、検査、ワクチン接種施設を提供し、パンデミックにより発生する医療廃棄物の処分を支援しました。また、職場でのCOVID-19の拡散リスクを軽減するために、医療機関以外の施設が使用済みのPPEや注射針を廃棄する際に、回収やメールバックのソリューションを提供するなど、サービス内容を拡充しました。
Stericycleの副社長兼最高商務担当者のCory Whiteは、「UPS Healthcareとの提携により、より健康的な企業と安全なコミュニティを築くために、人々、知識、知見、リソースをこれまで以上に結び付ける能力を強化しています」と述べています。提携により、引き続き、安全で責任ある持続可能な方法で、お客様とコミュニティの健康と福祉を守ります。」
Stericycleのネットワークには、全世界の232か所の処理施設、188か所の移動施設、7,800台以上のトラックが含まれています。こうしたリソースにより、同社は北米だけで1か月に7億本以上の注射針を扱うことができます。
サステイナビリティへのSterycycleの深いコミットメントが、UPSのパートナーシップの鍵となっています。2020年に、同社は次のことを行っています。
- 約6800トンの医療廃棄物を処分。
- 廃棄された約47000トンのプラスチックを、再利用可能なはさみや刃物、医療用容器に再加工。
- 約18000トンの医療廃棄物を安全に処分。
- 約49万8000トンの紙を細断しリサイクル。