ご存知でしたか? インドの6300万のスモールビジネス*の約20%は女性がオーナーです。世界最大の人口を有する国で、この比率は非常に大きな数字です。実際にマッキンゼーではこのセグメントを伸ばすことで、世界のGDPは7000億ドル増加する可能性があると推定しています。
UPSの独自の調査で、女性がオーナーの企業はデジタル貿易の改善の最大の受益者であることが明らかになっています。当社は、女性を支援することは正しい、ということだけでなく、リソースと専門知識を提供することで、私たちが共に成功できると信じています。
支援: では、インドの女性起業家の門戸開放を実行し今後も続けるにはどうしたらよいのでしょうか。当社では、UPS女性輸出業者プログラム(WEP)を通じて、指導とネットワーク作りの機会を提供しながら、国際貿易と書類作成に関するトレーニングを提供しています。
グローバル市場に製品を展開している、2人の卒業生の声をご紹介します。
Moutushi Roy、Svojaas Fashion
「私は以前はマーチャンダイザーをしており、仕事の範囲は限られていました。1つの部署の中の仕事しか知りませんでした。」
Moutushi RoyはSvojaas Fashionのオーナーです。彼女は副業としてスカーフやジュエリーを売るビジネスを始めました。わずか2年後に、この副業が本業になりました。
「製品の発送や文書の管理の方法、取引条件、さらには商品に保険をかける方法も知りませんでした。WEPのおかげでビジネススキルが磨かれ、自分のビジネスについて360度の視点でアプローチすることを学びました」。
Bhavna Nagrani、HHN &Co.
「このプログラムに参加する前は、輸出業者として私が直面していた最大の問題は、書類の管理方法でした。」
Bhavna Nagraniは、ペット用品やサービスを提供するHHN & Coのオーナーです。彼女の会社は、成長著しいインドのペットやオンライン食品産業とともに急成長を遂げています。
「プログラムは、私の期待を上回るものでした。専門家から深い知識を得ることができました。また最も良かったことは、女性の起業家や指導者など、志を同じくする多くの人たちと会えたことです。」
概要: インド中小企業フォーラムおよび中小零細企業省と提携して2023年3月に発足したWEPでは、第1期に500名の女性が卒業しました。卒業生のうち100名以上が、米国やEUに自社製品を輸出するこに成功しています。
私たちは、女性が活躍することで、コミュニティが発展することを知っています。これまでに、このプログラムは世界中の10万7000人以上の女性や多様なスモールビジネスのオーナーを支援してきました。私たちは女性と多様な起業家がさまざまな決定を下し、世界経済に貢献できるよう努めています。
*中小零細企業(MSME)。