社会的影響担当兼UPS Foundationプレジデント
Nikki Cliftonは、UPSのグローバルな慈善活動やソーシャルインパクト、国際社会問題などを統括しています。当社のパートナーシップや物流における知見を生かして、世界的に最も差し迫った社会、人道、環境のニーズに対応しています。Cliftonは、30年近くに及ぶ訴訟や法的問題、慈善活動における専門知識を生かして、The UPS Foundation(UPS基金)による健康・人道支援活動を統括しています。経済的な機会に対する構造的な障害を排除し、地域の能力を高め、全世界的にサステナビリティを促進する取り組みです。
CliftonはUPSのいくつかの代表的な取り組みで重要な役割を果たしてきました。Cliftonは、UPSにおける非人道的な人身売買に対する啓発活動や、民間物流業界における最大規模の研修教育活動の創設における調整役を務めました。彼女のリーダーシップの下、UPS FoundationはCOVID-19ワクチンとコールドチェーン冷凍庫を十分なサービスを受けていない国々に現物支給することを進め、UPS Airlines、ドローン、陸上ネットワークを利用したグローバルな取り組みを行いました。Cliftonは、UPS Foundationの戦略的変革を統括しています。これは、当社の慈善活動戦略を、会社の強みや優先事項に整合させ、平等や社会正義を前面に押し出すための取り組みです。
Cliftonは、変化を促進することに高い能力を発揮し、部門や分野、地域を超えた協力体制を構築しています。以前はグローバル広報担当バイスプレジデントを務め、国会議員や州の検事総長とのUPSの従業員に関する方針や法律推進、社外問題への関与についての折衝の責任者を務めました。政府関係の仕事に就く前は、UPSの労働・雇用問題に関する法律顧問を務めていました。当時はUPS/IBT全国交渉委員会を担当し、International Brotherhood of Teamsters(全米トラック運転手組合、通称チームスターズ連合)との契約交渉を支援し、UPS Labor Negotiations Schoolを立ち上げました。Cliftonは、デルタ航空で労働・雇用担当弁護士を務め、2つのアトランタの法律事務所で労働・雇用法専門の弁護士としての経験も有しています。
Cliftonは、そのキャリアと私生活を通して、特に社会的に疎外され、十分なサービスを受けていないコミュニティの人々のために、機会への公平なアクセスを実現することに揺るぎないコミットメントを示しています。Cliftonは複数のコミュニティや市民団体にも積極的に参加しており、National 4-H Luminaryもそのひとつです。また、Girl Scouts Nation's CapitolやU.S. Global Leadership Coalition、Points of Lightの理事も務めています。人身売買に関する運輸省諮問委員会(ACHT)および米国国際開発庁(USAID)の海外援助に関する諮問委員会(ACVFA)の委員に任命されました。
ハワード大学のAnnenberg Honors Programでコミュニケーション学士号を取得し優秀な成績で卒業し、ジョージア大学法学院で法学博士号を取得。ジョージア州弁護士会に所属し、米国最高裁判所で弁護を行う資格を有します。
Cliftonは夫と4人の子供、そしてゴールデンドゥードルと一緒にバージニア州フォールズチャーチに住んでいます。