UPS FoundationとEDNは、2013年から、370万本以上の植樹を行っています。最近、アースデーイベントのグローバルコーディネーターであるEDNは、カリフォルニア州北部のメンドシーノ郡のUsalのアメリカスギの森林で、2000本のアメリカスギの苗木の植樹を行いました。
植樹は、Usal Forestのアメリカスギの植生回復を目的に、50000エーカー(約202平方キロメートル)の森林を所有、管理する非営利組織であるCalifornia Redwood Forest FoundationとEDNが行うプロジェクトの一環です。アメリカスギは数百年にわたり森林の主たる植生でしたが、過去100年間の伐採により大幅に減少しています。
アメリカスギは高さ100メートル以上、幹の太さは8メートルに達します。アメリカスギはカリフォルニア州北部の幅40マイル(約65km)の地域にのみ生息し、樹齢は最長で2000年となります。
こうした巨木を森林のエコシステムに復活させることの他に、EDNとRedwood Forest Foundationは、プロジェクトは地域の気候変動への対応に貢献すると述べています。すべての樹木は大気から二酸化炭素を吸収し酸素を放出しますが、アメリカスギは気候変動に対する影響が非常に大きく、アマゾンの熱帯雨林を含む世界のあらゆる森林より多くの二酸化炭素を単位面積当たりで吸収します。
このプロジェクトのアメリカスギは、カリフォルニア州魚類野生生物局が承認しているギンザケ資源回復計画の一環として、保護区域に所従されています。保護区域に植樹することで、将来伐採されることなく成木にまで成長します。
Redwood Forest Foundationの理事長兼CEOのMark Welther はオレゴン州ユージーンで9年間UPSの配達トラックのドライバーを務めており、きれいな水と空気や二酸化炭素の吸収、健全な種の生息環境に依存するカリフォルニア州民にとってメリットがあると述べています。