米国の数百万人の学齢児童にとっては、栄養ある食事を一貫して摂るのに、学校給食が頼りです。通常、学校が夏休みの時、米国農務省(USDA)の夏期給食プログラムでは、在学時に支援が必要な子供に食料を提供しますがが、
昨年春のCOVID-19パンデミックにより、新たな問題が生じました。春休みの後、全国の学校はリモート授業となり、全米の数百万人の生徒は安定した食事にアクセスできなくなりました。
そこで、農務省はBaylor Collaborative on Hunger and Poverty(BCHP)に次のようなアイデアを持ちかけました。Meals-to-You を拡大し、全国の地方の学区を対象とするというものです。
ワクチン接種によりパンデミックは収束に向かいつつありますが、UPSとBCHPのパートナーは、地方を含む必要なすべての場所で、夏期の支援を強化しています。
2020年の夏に、UPSは物流の専門知識と業務能力を動員し、わずか6週間でプログラムを拡大し、地方のより多くの子供に食事を提供できました。
UPSならびに、農務省やPepsiCo Food for Good、Chartwellsのようなその他のパートナーのおかげで、BCHPは、対象となる子供を4000人から27万人へと、プログラムを拡大できました。
家庭がプログラムの実施場所や商店までの輸送手段を持たない、地方の多くの子供にとっては、給食キットは唯一の食料の入手先でした。
UPSとその他のBCHPパートナーは、アラスカ州の遠隔地の町の家庭や、プエルトリコやハワイの島の子供、グランドキャニオンの谷底に暮らす先住民、全国の子供に、食事を届けることを支援しました。
緊急のMeals-to-Youプログラムが昨年夏で終了した時点で、BCHPと農務省は、3878万3860食を、44の州およびプエルトリコの27万488人の子供に提供しました。