秋も半ばを迎えると、ベトナムでは子供達にとってお祭りの季節で、色とりどりの提灯を掲げ伝統的な菓子を口にします。Hy Vong Schoolの生徒も例外ではありません。Asian Injury Prevention(AIP)財団のSafety Deliveredプログラムを通じて、22名のUPSのボランティアは、障害児向けの文化、職業教育を専門に行う、ホーチミン市のHy Vong Schoolの生徒とともに休日を過ごしました。
2020 年 10 月 1 日に、UPS Foundationが支援するSafety Deliveredプログラムでは、生徒と教師向けの「Gắn kết yêu thương」と呼ばれる中秋の祭りを主催しました。この祭りでは、特に支援が必要な子供たちに、ヘルメットによる安全性についての重要なメッセージを伝えました。
生徒は月餅を飾り、適切なヘルメットの装着についてのインタラクティブな図面や実践など、ヘルメットの安全をテーマとした活動でUPSのボランティアとともに作業を行いました。
「こうした有意義なイベントを組織してくれたことについて、AIP財団に感謝します。すばらしい瞬間を捉えた写真を見ることはすばらしいことです」と、UPS Vietnamの人事責任者のTo Hoang Thinhは述べています。
生徒は、菓子を食べながら、プログラムの「安全のための3つの段階」についての音楽ビデオや、幸運を呼び込むためのパフォーマンスであるベトナムの伝統的な獅子舞でのダンスを含む、ヘルメットの安全性についての一連のダンスパフォーマンスを見ました。
Hy Vongの10歳の生徒であるMinh(本名ではない)は、「毎日登校時にはヘルメットをかぶります」と述べています。「先生からは、家から学校までは危ないので、登校時には頭を守るヘルメットをかぶらなければならないと言われました。」
「すべての子供のためのものであるはずの祝い事で、仲間はずれにされる子供が出ないようにすることが重要です。ヘルメット着用を促すなど、路上の安全の要素を祝日に組み込むことで、
生徒にとってはより意味のあるものとなり、覚えやすくなります」と、Safety Deliveredプログラムの共同マネージャーのTrangさんは述べています。
2019年から2020年までに、54人のUPSのボランティアが、Safety Deliveredプログラムでの路上での安全教育活動やヘルメット装着、適切なヘルメット使用の実演を通じて、生徒やコミュニティ向けにボランティアとして314時間活動しました。プログラムの対象となったホーチミン市とタイグエン省の18の小学校で、生徒のヘルメット装着率の平均は、プログラムの開始前後での比較で26%から83%に増加しました。