未来のリーダーはどこで育つのか

黒人歴史月間に寄せて、UPSのMalcolm Berkleyは、歴史的黒人大学が未来のリーダーをどのように育成するのか語ります。
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30年前、Malcolm Berkleyは人生を変える決断をしました。どこの大学に行くべきか考えた際に、ハーレムで育ったティーンエイジャーのMalcolmは、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師、ハワード・サーマン、サミュエル・L・ジャクソン、ジュリアン・ボンドなどのモアハウス大学の著名な卒業生のレガシーに魅力を感じました。

しかし、Malcolmが最も感銘を受けたのは、約2,000人の学生が学ぶキャンパスが自分のように学ぶ意思に燃える若い黒人男性であふれていたことです。Malcolmは、英語を専攻する明確な意思を持ってこの大学を選びました。

現在Malcolmはモアハウス大学が輩出したしたビジネス界で活躍する数千人の卒業生の一人として、UPSのメディア・投資家・危機管理コミュニケーションの責任者の役割を果たしています。

「モアハウスで学んだことがビジネスに取り組み、人生を作り上げるきっかけとなりました」とMalcolmは言います。「モアハウスで自信を持ち、将来を見通し、仲間を大切にすることを学んだことが、毎日私の生活を支えています」

次世代のリーダーとして、歴史的黒人大学(HBCU)の卒業生はビジネス、政府機関、社会活動や市民活動、芸術の分野での活躍により大きな成果を達成し、社会に多大な影響を及ぼしています。

次世代のリーダー

HBCUは、白人の大学への入学を拒否されたアフリカ系アメリカ人の教育ニーズを満たすために創設されました。大学への入学者数が増える中、今でもHBCUは高等教育を求める多くの若者に学びの場を提供しています。

「娘が我が家の女性のレガシーにならってスペルマン大学に入学したことを喜んでいます」とMalcolmは述べています。「科学や政治の世界で活躍し、会社で重要な職務に就き、世界の変革に取り組むスペルマンの卒業生と同じ廊下を娘が歩き、同じ教室で学んでいるのです」

HBCUは学生、教職員、卒業生の強力なサポートネットワークと緊密に連携しています。このようなネットワークとの連携がビジネスで活躍する次世代リーダーを養成することに寄与し、多様な考え方と体験が生まれ、これまでにない画期的なソリューションが実現されています。

学生の人生を支える

企業もパートナーシップとメンタリングを通じて大学を支えています。Malcolmは以前、UPS Foundation(UPS 基金)のバイスプレジデントとして、学生の人生に影響を及ぼす各種施策を推進しました。UPS財団がHBCUに提供した支援には、モアハウス大学、スペルマン大学、クラークアトランタ大学向けの奨学金とメンタリングのプログラムであるThe UPS Community Scholars Program、INROADSインターンシッププログラムユナイテッドネグロカレッジファンドの奨学金、100 Black Men of Americaによるメンタリングなどがあります。

アメリカ全土に100校以上あるHBCUがパンデミックの影響を乗り越えようとしている今、サポートの必要性がこれまで以上に高くなっています。

先日、UPSはモアハウス大学の新入生にオンライン学習に必要なMicrosoft Surface® Proを提供しました。このタブレットは新型コロナウイルス時代の必需品です。

「モアハウス、UPS、Microsoft Surface Proのコラボレーションは特に重要です」とMalcolmはコメントします。「私がモアハウスに入学した時には自分でパソコンを買うだけの余裕がありませんでした。このギフトが若者にとってどれほど重要なのか実感しています」

黒人歴史月間は、世界をよりよいものにし、すべての人のニーズに対応する次世代の多様なリーダーを養成することの重要性を示す節目となっています。HBCUと希望を持ってオンラインやその他の環境で学ぼうとする学生を支えることは、この取り組みに必須の施策です。

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