UPSは、Arrivalへ投資。輸送車両の電気化加速をめざし、配送用電気自動車10,000台の購入を約束。

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ジョージア州アトランタ

  • UPSは、UPS向けに製造されたArrivalの車両を10,000台購入することを約束
  • 両社とも、UPS向けの配達用電気自動車を共同開発しています
  • 高度な車両管理により新たな機能を生み出す
  • 株式投資により、UPSはArrivalの車両に早期にアクセス
  • Arrivalは、UPSの使用と、全世界での拡張戦略に対応しカスタムで生産される配送用電気自動車を提供する、初の商用車メーカー

UPS(NYSE:UPS)は本日、ベンチャーキャピタル部門のUPS Venturesが、従来の内燃機関車両や既存の電気自動車(EV)と比較して競争力の高い価値提案を行う、EVプラットフォームとカスタム車両を製造するArrivalへの少数持分投資を完了したことを発表しました。Arrivalへの投資とともに、UPSは、追加の電気自動車購入への優先アクセスのある、UPS向けに製造される10,000台の電気自動車の購入のコミットメントも発表しました。

UPSはArrivalと協力して、高度運転者支援システム(ADAS)を有する広範な電気自動車の開発を行います。このテクノロジーは、UPSの輸送拠点での荷動きの自動化を含む、安全性と運用効率の改善のためのものです。UPSは2020年後半に、ADAS機能の試験を開始する予定です。将来の車両購入は、最初の車両の試験に付随して行われます。車両購入価格は開示されません。

"UPSのチーフインフォメーションおよびエンジニアリングオフィサーであるJuan Perezは、「UPSは、引き続き革新的で大規模な車両充電技術と組み合わせて、電気自動車の統合フリートを構築し続けています。」と述べています。「人口増加や都市への人口移動、eコマースの加速継続などの大きなトレンドが続く中で、当社は全世界のパートナーとともに、お客様や当社が業務を行う地域社会のため、道路の混雑と大気汚染という両方の問題を解決する必要性を認識しています。電気自動車は、持続可能な都市での配送戦略の要となります。Arrivalに積極的な投資を行うことで、UPSは世界有数の高度な配送用電気自動車の設計と生産で協力を行いことが可能になります。」

 Arrivalはゼロからの取り組みにより、電気自動車の設計と生産を行い、大量生産への効率的な道を実現します。同社は、シャーシやパワートレイン、車体、電子制御などの中心的な車両コンポーネントを内製します。重要な点として、Arrivalの車両は、保守やその他の所有費用を減らす方法である、標準化された部品によるモジュラー設計も採用しています。

「UPSはArrivalの強力な戦略パートナーとして、配送用電動バンの道路での使用方法や、ドライバー向けにどのように完全な最適化が可能かについての有用な知見を提供しています」と、Arrivalの最高経営責任者のDenis Sverdlovは述べています。「当社のチームは協力して、運転や積み卸し、バックオフィス業務でのUPSのエンドツーエンドのニーズに対応する柔軟なスケートボードプラットフォームに基づき、特注の電気自動車生産に取り組んでいます。本日の投資と車両の注文により、両社の結びつきが一層緊密なものとなってうれしく思います。」  

Arrivalは、自社で設計、生産する軽量で耐久性の高い素材を使用して、マイクロファクトリーで車両を製造します。投資家として、UPSは必要に応じて注文を前倒しすることができます。UPSは、ヨーロッパと北米でEVを配備する予定です。

「当社の投資とArrivalとの提携は、最先端のテクノロジーの配備をはじめとする、UPSの変革戦略に直接に整合するものです」と、UPSのグローバル車両保守・エンジニアリング担当プレジデントのCarlton Roseは述べています。「これらの車両は世界で最も高度な荷物配送車両であり、つながったインテリジェントな電気自動車ソリューションについての業界の基準を一変させるものです。」

Arrivalは、UPSの使用と、全世界での拡張戦略に対応しカスタムで生産される配送用電気自動車を提供する、初の商用車メーカーです。2016年から、UPSとArrivalは協力して、さまざまな大きさの車両のコンセプトを開発します。両社は以前、ロンドンとパリで試験を行う最先端の35台の試験用の配送用電気自動車を開発すると発表しました。また、UPSは、現在UPSのロンドンの施設に配備されている充電と保管のための画期的な新たなアプローチを発表しました。

当社のベンチャーキャピタル部門であるUPS Venturesは、従来のビジネスの手法を根本的に変える卓越した企業に投資します。投資決定では、UPSの成長分野と企業価値に密接に関連する機会とテクノロジーをもたらす企業に重点を置きます。

UPS について

UPS (NYSE: UPS) は貨物輸送における世界的なリーダーであり、荷物や貨物の輸送を含む幅広いソリューションを提供し、国際貿易を促進し、そして高度技術を採用することでビジネス界を効率的に管理しています。本社所在地は米国アトランタです。UPSは、ニューズウィーク誌の「America's Best Customer Service company for Shipping and Delivery services」、「Forbes Most Valuable Brand in Transportation」、「JJUST 100list for Social Responsibility」、「Dow Jones Sustainability World Index」、「Harris Poll Reputation Quotient」などの権威あるランキングや賞を受賞しています。当社については、ups.compressroom.ups.com、またups.com/longitudesにある会社のブログをご覧ください。当社の持続可能性についての電子ニュースレターのUPS Horizonsについては、ups.com/sustainabilitynewsletterをご覧ください。UPSのニュースを直接ご覧いただくには、Twitterにて@UPS_Newsをフォローしてください。UPSで出荷するには、ups.com/shipをご覧ください。

Arrivalについて

Arrivalは、コストとデザイン、効率で現在の電気自動車を凌駕する新製品カテゴリである第2世代電気自動車を生産しているテクノロジー企業です。

2015年創業のArrivalは、全世界で800人以上の従業員を擁し、英国のロンドンに本社を置き、また、ドイツ、オランダ、イスラエル、ロシア、米国にもオフィスを構えています。

Arrivalは、第2世代車両を可能にするソフトウェアやコンポーネント、持続可能な材料、モジュラースケートボードプラットフォームを内製しています。あらゆる重量、タイプ、サイズ、形状の特注車両は、Arrivalのプラットフォームから生産され、マイクロファクトリーで組み立てられます。温室効果ガスの排出量の少ないマイクロファクトリーはオンデマンドで車両を生産し、地域社会に奉仕しています。数千のユニットから利益を上げており、3か月以内に配備可能です。

Arrivalの車両の価格は、現在の化石燃料車両と同じかそれ以下で、電気自動車への切り替えの決定の障害とならず、全世界での電気テクノロジーの採用は増加しています。全世界で3億台以上の商用車があることから、これにより人々やビジネス、地球に極めて大きな影響があります。

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