ジョージア州アトランタ
- ORIONはDynamic Optimizationとともに、交通量や配達、集荷のコミットメントに基づき、その日の経路を更新します
- 機能拡張によりUPSの顧客向けのサービスが改善し、UPSの最後の配達経路の効率が改善します
UPS(NYSE:UPS)は本日、Dynamic Optimizationとともに、賞を受賞した路上統合最適化・ナビゲーション(ORION)プラットフォームの機能を拡張したことを発表しました。このプラットフォームは、交通状況や集荷のコミットメント、配達指示の変更に合わせて、その日の個別の荷物の配達経路を再計算します。
2012年に初めて配備されたORIONは、ドライバーに、米国とカナダ、ヨーロッパの66,000以上のルートで、最も効率的な配達および集荷のルートを提供します。2019年に、UPSはORIONルートガイダンスプラットフォームにUPSNavを追加しました。UPSNavでは、現地の配達ドライバー向けに、住所だけではなく、道路からは見えない積み込みドックのような特別の荷物の持ち込み、集荷場所までの、進路変更ごとの詳細な指示を導入しました。
UPSNavのルート案内は、配達開始時時の午前中にドライバーが受信する静的なORIONのルートに基づいています。ORIONプラットフォームに最近追加された動的最適化では、メリットがさらに拡大しています。状況やコミットメントの変化に基づき、ドライバーが走行中に、ドライバーへの指示を更新します。
「ORIONは、UPSの現地の配達ドライバーの目的に合わせて構築されており、ドライバーの多くは1日当たり平均で135回配達のため止まります」と、UPSの情報・エンジニアリング担当最高責任者のJuan Perezは述べています。「新たな動的最適化コンポーネントにより、UPSの配達時間の精度が改善し、お客様の出荷への可視性が改善します。」
長年にわたり、ORIONは有用なネットワーク効率と燃料節約を実現してきました。また、ユーザーに事前の配達通知を行い予想時刻を知らせ、顧客が代わりの荷物配達場所を選択できる、個人向けUPS My Choice®や企業向けUPS My Choice®のような一般的な顧客ソリューションの原動力となるデータも提供します。
今後12か月で導入される動的最適化は、第三世代ORIONの一部です。より正確な配達時間に加え、高水準の精度と信頼背、対応力が必要となる新たな製品とサービスが可能になります。新たな動的機能により、ドライバーは日々のコミットメントをより効率的、効果的に管理し、1時間ごとに変わることも多い顧客のニーズへの対応を改善できるようになります。最後に、強化されたルート案内ツールにより、走行距離と消費燃料、二酸化炭素排出が減ります。
ORIONは、高度なアルゴリズムと人工知能、機械学習を使用する、独自のテクノロジーです。ORIONが最初に配備されてから、毎年約1億マイル(1億6000万km)走行距離が減り、消費燃料が1000万ガロン(約3800万リットル)減っています。直近の機能拡張により、こうした結果が大幅に改善します。
UPS について
UPS(NYSE: UPS)は、世界最大の貨物輸送会社で、2019年の売上は740億ドルに達し、220以上の国と地域の顧客に広範な統合されたロジスティクスソリューションを提供しています。当社の50万人以上の社員は、簡潔で強力な次の戦略を胸に掲げています。お客様第一人材主導イノベーション重視。UPSは、環境保護を主導し、世界中でサービスを提供している地域社会に、積極的に貢献することに努めています。UPSは、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンを、強力で揺るぎない姿勢で支援します。当社についてはインターネットでwww.ups.comを、また詳細についてはwww.pressroom.ups.comおよびwww.investors.ups.comをご覧ください。