アトランタ、2024 年 9 月 10 日 - UPS(NYSE: UPS)は本日、ドイツに本社を置く業界大手の複雑なヘルスケア物流企業であるFrigo-Transとその子会社のBPL(両社合わせて以下「Frigo-Trans」)の買収で合意したことを発表しました。今回の買収の完了後、温度と時間の要件が厳しい物流の必要性が高まっているUPS Healthcareのお客様のために、ヨーロッパ全域におけるUPSのエンドツーエンドの能力が強化されます。
「医薬品業界での急速に進むイノベーションは、より統合された冷蔵・冷凍サプライチェーンを有することの必要性を生み出しています。」と、UPSの取締役副社長兼国際・ヘルスケア・Supply Chain Solutions担当プレジデントのKate Gutmannは述べています。「Frigo-Transは、当社のお客様向けソリューションのポートフォリオの強化に貢献し、顧客のニーズに応え、複雑なヘルスケア物流に対応する世界一のプロバイダーになるための当社の取り組みを加速させるでしょう。」
Frigo-Transのネットワークには、凍結保管(-196°C)から室温(+15°~+25°C)までの6つの温度範囲に対応する、温度管理された倉庫施設や、ヨーロッパ全域のコールドチェーン輸送ソリューション、温度管理された緊急度の高いフレートフォワーディング機能が含まれます。
買収は、通常行われる規制当局の審査と承認を経て、2025年第1四半期に完了すると予想されています。買収の額と条件は、現時点では開示されていません。
UPSのイノベーションとお客様主導のソリューションの詳細については、about.ups.comをご覧ください。
UPS について
UPS(NYSE: UPS)は、世界有数の大企業で、2023年の売上は910億ドルに達し、200以上の国と地域の顧客に広範な統合された物流ソリューションを提供しています。当社の約50万人の社員は、「大切なものを運ぶことで世界を前進させる」というUPSの社会における存在意義に重点を置き、簡潔で強力な次の戦略を活用しています。お客様第一。人材主導イノベーション重視。UPSは、環境への影響を軽減し、全世界の当社が業務を行う地域社会の支援に努めています。UPSはまた、ダイバーシティ、平等、およびインクルージョンを、断固として支援します。詳細については、ups.comおよびabout.ups.com、investors.ups.comをご覧ください。
UPS Healthcareについて
UPS Healthcareは、比類なきヘルスケアロジスティクスの専門知識を全世界のお客様に提供します。UPS Healthcareは、約160万平方メートルのcGMPおよびGDPに準拠したヘルスケア配送スペースを世界各地に保有しています。サービスには、在庫管理、コールドチェーンの梱包と出荷、医療機器の保管とフルフィルメント、ラボ、臨床試験物流が含まれます。UPS Healthcareのグローバルインフラストラクチャ、UPS® Premier可視化サービス、追跡テクノロジー、グローバル品質システムは、医薬品および医療機器、ラボ診断業界における現在の複雑な物流の要求に十分に応えます。詳細については、Healthcare.ups.comをご覧ください。
Frigo-Transについて
Frigo-Transは、医薬品およびバイオテクノロジーの顧客向けに、エンドツーエンドの倉庫および輸送ソリューションを提供しています。Frigo-Transは、クラス最高の流通施設と、医薬品に重点を置いたヨーロッパ全域のコールドチェーン輸送ネットワークを活用して、このような業務を行っています。その他の付加価値サービスには、梱包や取扱、在庫管理が含まれますがそれらに限定されません。ドイツのフースゲンハイムに本社を置くFrigo-Transのネットワークは、ヨーロッパのすべての国を網羅しています。
BPLについて
BPLは、緊急度が高く温度の要件が厳しい製品のGDPに準拠した出荷のための、個別の輸送管理を提供しています。BPLは、顧客の複雑な国境を越えたニーズに対応するため、通関とともに、航空および海上貨物輸送業者の質の高いネットワークの管理を行います。温度管理された梱包も、追加の付加価値サービスとして提供しています。BPLは、温度、品質、速度に特別な要件のある生物薬剤の顧客向けのサービス提供を優先しています。BPLの本社はドイツのデュッセルドルフにあります。