どのような内容か: 機長のDon Yuと副操縦士のMiyoko Matsushimaは、UPSの歴史で初の、共にフライトを担当するAAPIフライトクルーとなりました。偶然に、Matsushimaの予定が別のフライトから変更になりYuとのフライトとなったことで、初めて一緒にフライトを担当することになりました。
「Matsushimaのスケジュールが私とのフライトになったことが分かった時は、うれしくなりました」とYuは述べています。「そんなことは「唯一無二」なことで、どれほど希で個人的な体験かが分かりました。」
それが重要である理由: 「UPSは、すべてのUPS社員がありのままに業務に携わり、成果を上げられるような環境作りに務めています」と、EVP兼ダイバーシティ・公平・インクルージョン担当最高責任者のCharlene Thomasは述べています。「当社のスローガンとビジネス戦略はシンプルですが、大きく大胆でもあります。それはYou Belong at UPS(あなたもUPSの一員)ということです。」
Matsushimaに会う: 子供の頃にMatsushimaは空を飛ぶことが好きになり、成田空港で大型機の離発着を眺めていました。成人を前に、日本ではパイロットになるのは無理だと言われました。21歳の時、ほとんど英語も話せない状態で、身一つで日本を離れ米国の飛行学校に入校しました。
Matsushimaの話: 「米国に着いた時は、パイロットにはなれないと言われると思っていましたが、私と一緒に働きたいと思っている理解ある航空一家が見つかりました。その家族とともに成功を手にすることができたのです。」
英語のクラスと飛行学校を同時に修了した後、飛行免許を手にしました。2006年に採用されたMiyoko Matsushimaは現在、UPSのパイロットで米国籍を取得しています。
Yuに会う: Yuの家族は、彼が8歳の時に韓国から移民として米国にやってきました。彼は公立の学校に通い、最終的には空軍士官学校に入校しました。空軍に30年勤務し、うち15年は予備役でした。民間人として、9月11日までは旅客機のパイロットを2年近く務めましたが、そこで国のために現役に復帰することを選択しました。
Yuは米国籍で、2006年にUPSに採用されました。彼は、これまでにそうした機会を得られたことについて、祝福され恵まれたことと考えています。
Yuの話: 「私のような移民の子供が最新の飛行機で地球を飛び回ることが可能なことからも、米国とその包含的な特質が分かると思います。」